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悲しいニュース

増える介護殺人

現在、親の介護に苦悩している人が急増しているようです。
辛い介護の日々を過ごし、疲れ果て、親を殺めて自分もこの世を去る行動をとってしまうという悲惨な事件を引き起こしてしまうというようなニュースが、毎日のように全国のあちらこちらで報道されています。


核家族化、そして少子化によって、親の介護の負担が一人の息子であったり娘に重くのしかかってきた時代になってしまったといってもよいかもしれません。

民間の介護支援も、今の法律では思うように使えません。
まるで使いものにならないと言っても過言ではないくらい。
(私は、体験済みです。)

国が行うべき事業を民間に委託する事例がほとんどですよね。
民間がやるということは収益を出さなければならないので、利用者、使用者である個人にとっては民間介護支援の回数を増やそうとすると、実費が増えます。
介護度によっては、一週間に1回とか2回と決められてしまう場合がほとんどです。
介護される人が入院中は介護支援は受けられません。

本来、福祉政策というのは国が運営してもおかしくない分野です。
例えば年金が小額になったとしても無料で老人福祉施設に入れるという確約があれば国民の不安は解消するのではないでしょうか。
そんなのありえないか・・・。

かつての日本の政策では、国民にとって必要な事業であるけど収益が見込めない事業を、国や自治体で運営していたと思います。
けど、社会保険庁の不祥事や第三セクターの無駄使いなどから最近は逆の傾向が見られますね。
なんてこったい_l ̄l●lll ガクリ

それこそ国が費用を負担しないと無料でなんてありえませんもんね。
そういった意味で国の政策の練り直しには期待したいところ。
そうですねぇ、財源ですわね問題は。・・・。厳しい。

現在、在宅介護をされている方々は、色々な事を考える余裕さえない大変な思いをされていると思います。
誰かに相談する時間さえとれない、そんな時間があったら睡眠をとりたいと思うほどでした。
私も介護という辛さから開放されて、初めてこういう記事を書いたりネットを見たりする時間がとれるようになりました。
在宅介護も、入院介護も想像を超える厳しいものがございます。
(まだあと3人の親が控えておりますが・・ --;)

特に認知症になってしまった親を居宅介護することは、現実的に無理があります。
仕事をもたない専業主婦でさえ、子供の世話、夫の事、そして介護までというと、ストレスでどうにかなってしまいそうです。

ましてや仕事を持っている方では、認知症になってしまった親の面倒をみるのであれば、仕事を辞めなければ、今の介護制度頼みだけでは無理だと思います。
介護度にもよりますけどね。
とにかく、そうなると、経済的な問題が出てくる訳です。
自分の人生を犠牲にしたくないのに・・・でも、親を見捨てる訳にはいかないというジレンマに頭を悩ませている方も多い事と思います。
介護は綺麗事で済まされないのが現実だと思っている私です。


居宅介護は無理だから介護施設や病院にお願いしたい、でも施設や病院は満床で5年待ち・・。
社会でまだまだ働ける年齢の方々が介護の為に会社を辞めて、挙句の果てに悲惨な事件を引き起こしてしまうなんていう今の現状を情の深い日本人として見過ごすわけにはいかないと思うのですけどね。
独身の方には辛すぎる現実です。

ちゅか、子供のいない我が家は、看てくれる人などいないので、老後の為の資金を貯めておくか、または、パタッと倒れてポックリと人生を終わらせたいものです。(汗)

今の政権与党が、介護政策に関して法律改正をするのであれば、実効性の高い政策をお願いします。
子供がいようがいまいが関係なく、安心して年をとって老後を迎えられる日本社会になることを願います。
少子化問題を解決するのが先かもしれませんけどね。





(2009.9.29)
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