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トマトの売り切れに見る国民のマスコミリテラシー

 
ツイッターなどを見ると、あちこちでトマト売り切れという現象が起きているようです。

京都大の研究グループが「中性脂肪を減らす働きがある成分をトマトから発見した。メタボリック症候群の改善などに役立つ可能性がある。」と発表したことがその理由のようです。
確かにあちこちで報道されていました。
マウス実験で、当該成分を含む食事を与えたマウスは、通常の食事をしていたマウスに比べて、4週間後に血糖値が約2割、血中の中性脂肪濃度が約3割減り、脂肪燃焼の指標となる直腸温も0.5度以上上がっていたというものです。
この結果に付随して、「これを人間の体重に換算するとトマトなら毎食事2個、トマトジュースなら毎食事200ccに相当するけど、人で実験したわけじゃないから効果はわかりません。」という報道がなされたわけです。
ところがなぜか、この付随して報道されたトマト2個orトマトジュース200ccだけが独り歩きしていった結果、はじめに書いた売り切れにつながるわけです。

さて、こんな話前にも聞いたことありませんか?
バナナダイエットが放送されるとバナナ売り切れましたね。
納豆ダイエット(後に捏造がばれて番組そのものがなくなりましたね)が放送されると…(以下略
最近だとヨーグルトがインフルエンザの予防に…(以下ry
インフルエンザなんてヨーグルト食べるより予防接種のほうが安いですよ、ってなもんです。

そもそも食べてダイエットとかおかしいと思いませんか?
低カロリーとはいえトマトにもカロリーはあるんですよ。

だいたい普段から食べていない人が一気に購入に走るとどういったことが起こるでしょうか?
普段から食べている人たちが、値段の高騰で迷惑をこうむります。
納豆の時にあった話だと、確実な商品提供に対応するため設備投資をしたにもかかわらず、一瞬でブームが去って設備費が無駄になり被害をこうむったとか。

もっとも危惧すべきは、マスコミの報道をいともあっさり鵜呑みにしている人がかくも多いという点です。
原発の報道は疑うのにダイエットに役立つ報道は疑わないとか本当におかしな話です。
念のため書きますが、原発報道も素直に信じて鵜呑みにしろって話じゃないですよ。逆ですからね。
民主党が政権を取る直前のマスコミ報道を思い出してください。
当時の与党(自・公)はねじれ国会の中でも、与野党協議を粘り強く行い多くの政策を実現してきたにもかかわらず、そういった点には一言も触れず、例えば「総理はカップラーメンの値段も知らず庶民派ではない」という民主党のくだらない主張を垂れ流してたりしたわけですよ。
それでも国民はマスコミを疑うことなくホイホイ投票して今このザマですよ。
政権変わってふたを開けてみれば、鳩山元総理・菅前総理がどれだけ貴族で庶民の心をわかっていなかったことか。
与野党協議も民主党が努力していないことには触れず自民が拒否してるって報道ばかりだしホントなんだかなぁ…

いずれにしても、マスコミのいうことは何も考えずに鵜呑みにするのではなく、「本当かな?」「この報道の意図するところはどこかな?」と一瞬立ち止まって考えてからアクションを起こす癖をつけたいものです。
ということで、一旦立ち止まって熟慮した結果、トマトジュースを安く買う方法を考えたいと思います。
どこで買うと安いかなぁ…
(2012年2月14日)







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