東日本大震災から7年目の3月11日。
早いと感じたり、まだ7年かと感じたり、人によって異なる7年という時間(とき)が過ぎました。
あの日のことは忘れません。
私は東京在住です。あの日は大きな揺れが一日中続きました。被災地の様子をリアルタイムで報道していたので、私はビデオを撮りながら地震に関するブログ更新をしておりました。それはどれくらいの頻度で地震が起こったかという自分のためデータになります。公的機関のデータを見るのが一番ですけれども、自分が記録したものは我が家の記録として残るものだと思いながら書いておりました。今でもすぐに何時何分にどれくらいの揺れがあったかという記録をいつでも見ることができます。そののちに水の買い占め(都内の浄水場が汚染されているかもしれないという情報が広がったため)が起こり乳幼児を持つお母さんたちがミルクをつくるための水が購入できないなど、都内でも大騒ぎでした。
これまでに経験したことの無い大きい地震でした。
我が家の洗い場のタイルの一部が落ちていたので応急措置をとりました。頑丈なはずのコンクリート駐車場にも大きなヒビが入っています。
日本は地震大国です。大昔から大きな地震や火山噴火、風水害などさまざまな災害に見舞われてきた歴史があります。その度に日本人は復興を成し遂げてきました。
昔と今とでは何が違うのかというと家族構成です。それと大きな建物が増えたことと家財道具も増えていることだと個人的に思います。それと通信手段や電気の供給システムがあったかなかったかということ。
便利な生活と小さい家族構成が生活の立て直しのための労力不足を招いているのかもしれないと思いました。
原子力発電のシステムは海外から取り入れていますから津波の想定がされていなかったのも事実です。
ちょっとだけ津波の想定をしていたのも事実だけど足りませんでした。
しかしながら起こってしまったことを無かったことにはできないのですから、これから先は研究者の努力に頼るしかありません。福島第一原発の廃炉作業の完了までにはまだまだ時間がかかります。
メルトダウンから7年。個人的にはチェルノブイリ原発事故のほうが規模としては大きいと思いますが、規模はどうであれ電気の供給手段は根本的に変えるべく研究し早急に開発されなければ、もしもこの世界中に乱立している原子力発電所があれもこれもメルトダウンしてしまうようなことがあれば?と思うと地球は終わりそうでこわいですよ。中国はあっという間に何百基という原発をつくっております。
そういえば、福島第一のメルトダウンした炉の映像が撮れるようになりましが、すごいことです。高レベルの放射線で最初のころは全く映像が撮れませんでした。
よくぞここまで努力されました。
何れも2014年時点の発表なのですが、これ以降どうなっているのか個人的に気になるところです。
有害物質をなかったことにできる反物質の中で特に今問題になっているセシウムとかストロンチウムをなかったことにできる反物質ってできないものなのだろうかと思うことでした。
毎年3月11日には私も黙とうをしております。
災害から目を逸らすことなく子々孫々が同じような苦しい思いをしなくてすむように国は研究費を減らしてはなりませんよ。実を結ぶ研究結果とは、一朝一夕で結果が出るものではないから基礎研究が大事なんですよね。主婦でもそれくらいのことはわかります。
ノーベル賞受賞の時期にだけ、ノーベル賞受賞者にだけスポットを当てるのではなくて、その研究の成果が出るまでにどれほどの時間と研究費を費やしたのかという情報を大きく報じているメディアはほとんどありません。
このような時代だからこそ基礎研究分野に携わっている若い世代が安定した暮らしのもとで(正規雇用でという意味)存分に研究に没頭できる環境を整えてほしいと思います。
ひとつだけ、現時点で安定的にクリーンな電力供給の手段といえば原子力発電であることは否定できないのであります。
安全に運用できるのであれば原発は稼働させるべきだと思います。冷却システムを確実なものにできれば、あの津波さえなければ・・。
これから先どのような想定を超える災害が起こるかは誰にもわかりません。
だからこそ今を大切に生きましょう。
あの日、あの時に亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
(合掌)